最近、詐欺や架空請求のメールやSMSが増えています。
私のところにも毎日のように何通も詐欺や架空請求のメールが届きます。
これらのメールは、不安をあおったり、お金をだまし取ろうとしたりする悪質なものです。
よくある詐欺メールの特徴
(1)未払い料金の請求(架空請求)
「〇〇の利用料金が未払いです。至急お支払いください。」
(2)急いで対応するように要求される
「〇時間以内に対応しないと法的措置を取ります。」
焦らず、公式の問い合わせ先に確認しましょう。
(3)個人情報やパスワードの入力を求める
「あなたのアカウントが不正利用されています。すぐにパスワードを変更してください。」
公式サイトからログインし、直接確認しましょう。
(4)有名な企業や公的機関を装う
「Amazon」「楽天」「銀行」「警察」などを名乗るメール
公式のアドレスとは異なることが多いです。
詐欺メールを受け取ったときの対処法
詐欺や架空請求のメールは、銀行やクレジットカード会社を装い「ログイン情報」や「クレジットカードカード番号」を入力させ、騙し取ろうとするものが多く、手口も巧妙化しています。
まず、前提として、利用していないところ、「銀行やカード会社」「通販会社等」からメールが届いても無視して削除するようにして下さい。
絶対にやってはいけないこと
- メール内のリンクをクリックしない
- 添付ファイルを開かない
- 返信しない(相手に「このメールが生きている」と知られる)
- 記載された電話番号にかけない
詐欺メールや架空請求メールを見分ける方法
(1)メールの送信元を確認する
正規の企業ドメインか確認する
(例:@amazon.co.jp ではなく @amaz0n-support.com など)
送信元アドレスがフリーメールの場合は要注意
(例:Gmail、Yahoo!メールなど)
(2)メール本文の内容を確認する
- 緊急性を煽る(「あなたのアカウントが停止されます」など)
- 個人情報やクレジットカード情報を求める
- 不自然な日本語や誤字脱字が多い
(3)不審なリンクが含まれていないかチェックする
- リンクをマウスオーバー(スマホなら長押し)してURLを確認
- 短縮URL(bit.lyなど)の場合はアクセスせずに公式サイトで確認
(4)メールのヘッダー情報を確認する
- Gmail、Outlook などの「メールのソースを表示」機能を使う
- 「Return-Path」や「Received-From」を確認する
(5)公式サイトで確認する
- 公式サイトの窓口に直接電話して確認する
- 公式サイトで詐欺メールの注意喚起を確認
(6)警察や国民生活センターに相談する
国民生活センター(消費者トラブル相談)
https://www.kokusen.go.jp/
警視庁サイバー犯罪対策
https://www.npa.go.jp/
(7)文面をGoogleで検索してみる
疑わしいメールの文面をGoogle検索すると、同様の詐欺被害が報告されていることがあります。
「(メールの件名)」+「詐欺」+「口コミ」などで検索するとヒットする場合があります。
少しでも怪しいと感じたら、無視して削除しましょう。
詐欺メールや架空請求SMSには注意!
(1)動画・アダルトサイト利用料金の未払い
件名:【重要】利用料金の未払いに関するお知らせ
お客様がご利用になった動画サイトの料金が未納となっております。
本日中にお支払いが確認できない場合、法的手続きに移行いたします。至急ご対応ください。
お支払い窓口:〇〇銀行 口座番号:XXXX-XXXX
お問い合わせ:〇〇サポートセンター(電話番号: 03-XXXX-XXXX)
ポイント
・身に覚えのないサイトの利用料請求
・「本日中に支払わないと法的措置」といった脅し文句
・具体的な銀行口座や連絡先を記載
(2)SNS・オンラインサービスの未払い請求
件名:【緊急】未納料金発生のお知らせ
お客様がご利用の〇〇サービスの料金が未納となっております。
お支払いが確認できない場合、延滞料金が発生し、法的措置を取らせていただきます。
【支払期日】〇月〇日
【お支払い方法】コンビニ決済・銀行振込
【お問い合わせ】カスタマーサポート 03-XXXX-XXXX
ポイント
・実際に存在しそうなサービス名を騙る
・「延滞料金」「法的措置」などの脅し
・コンビニ決済や銀行振込を要求
(3)裁判・訴訟に関する詐欺メール
件名:【最終通告】法的手続き開始のお知らせ
お客様の未納料金に関する訴訟準備が進められております。
本日中に解決しない場合、簡易裁判所への提訴手続きが開始されます。
至急、下記までご連絡ください。
【相談窓口】03-XXXX-XXXX
【受付時間】9:00〜18:00(土日祝日対応)
ポイント
・「裁判」「訴訟」「法的手続き」などの言葉で焦らせる
・本日中に連絡しないと裁判になると脅す
・連絡を促し、詐欺師と直接やり取りさせる
チェックリスト
- 送信元をチェック(公式っぽくても微妙に違うことがある)
- メールの内容をチェック(不安をあおる文や変な日本語は怪しい)
- リンクをクリックしない
- 同じ詐欺メールがないかネットで調べる
- 公式サイトで詐欺メールの注意喚起を確認
- 怪しいメールは開かず削除!絶対に個人情報を入力しない